2026.01.06
〜真空管アンプの温もりと、私たちが描く鮮明な未来〜
皆さん、あけましておめでとうございます。ブログ担当のくーまんです。
今日は私の趣味である「オーディオ」の話を入り口に、私たちが迎える
2026年という「挑戦の年」についてお話しさせてください。
◆「完璧な数値」よりも大切な「心地よい響き」
オーディオの世界には、音に混ざる「歪み(ノイズ)」について面白い概念
があります。
一つは「奇数の歪み」。これはすりガラスに爪を立てたような、耳を刺す
不快な音です。
もう一つは「偶数の歪み」。こちらはワイングラスを指で弾いた時「ポーン」
と鳴る 長時間聴いていても聞き疲れしにくい耳に心地よい響きです。
どちらもガラスが振動したときに出てくるガラス固有の音(ノイズ)になります。
オーディオ機器から奏でられる音には、どうしてもこれらの歪みが含まれます。
最新のトランジスタアンプは、歪みを0.001%という極限まで排除し、非の
打ち所がない正確さを誇ります。
しかし、その僅かな歪みが「奇数」であるため、時に音を冷たく感じさせて
しまうことがあります。
一方で、私が愛する真空管アンプは、数値上の雑音は100倍の0.1%も含まれて
います。
ですが、その成分のほとんどが「偶数」の響きであるため、音に豊かな深みと
温もりが生まれるのです。
私は、私たちの会社もこの「真空管アンプ」のような存在でありたいと考えて
います。
単に効率や数値だけを追求し、無機質で冷たい組織を目指すのではありません。
一人ひとりの個性が混ざり合い、お互いを思いやる温もりが「心地よい響き」
となって、働く喜びを生み出す。そんな環境こそが、私たちの成長を支える
真の原動力になると信じています。
さて、今年、私たちのステージは飛躍的に大きくなります。 ありがたいことに
大幅な生産増が見込まれており、それに伴って新しい仲間を迎え、最新鋭の設備
を導入するという、ダイナミックな「増強の年」となります。
オーディオに例えるなら、アンプのボリュームをグッと上げ、より巨大な
スピーカーを鳴らし始めるようなものです。
音を大きくすれば、当然、これまでは気にならなかった細かな「ノイズ(歪み)」
も目立ってくるでしょう。
急激な変化の中で、現場に戸惑いや摩擦が生じることもあるかもしれません。
しかし、そんな時だからこそ たとえ「0.1%の歪み」が生じたとしても、それが
お互いを助け合い、高め合う「偶数の響き」であれば、それは組織の深みや強さ
へと変わります。 変化に伴う摩擦を恐れる必要はありません。
ただし、真空管アンプには歪みが多いという弱点があります。
聞き心地の良さに甘んじてしまうと、音の輪郭である「音像(オンゾウ)」が
ぼやけ、演奏者の立ち位置が見えなくなってしまうのです。
この大きな挑戦の年に、私たち自身の立ち位置を見失ってはいけません。
増強される新しい設備、新しい仲間、そして今いる皆さん。
全員でこの環境の変化を「不協和音」として捉えるのではなく、むしろ
新しい楽器が増えてオーケストラが豪華になる過程として楽しみましょう。
一人ひとりが奏でる音が重なり合い、最高のチームワークというハーモニー
が生まれたとき、「生産増」という大きな挑戦は必ず成功へと導かれること
でしょう。
心地よい響きを大切にしながら、鮮明な未来に向かって…
2026年、私たちにしか奏でられない「最高の演奏」を一緒に楽しんで
いきましょう!

写真説明)自作の真空管アンプ と メインシステム、レコードプレイヤー